材木の手加工(継手)が始まりました。
一枚目の写真は、材木を繊維方向に繋ぐときに使う継手の中で、引っ張られたり、押されたり、曲げられたり、ねじられたりしても力を発揮する継手のひとつ「金輪継手」です。
一般的に材木の長さは4~6mの材が運搬にも便利なため、昔から使われてきました。しかし大きな建物を建てる時や、柱の根元が腐ってきて、部分修理をしようとした時に、どうしても丈夫に繋ぐ必要ができて、工夫を重ねて作られたのがこの「金輪継手」です。
見た目にも美しく、再度解体しようとすると、壊すことなく簡単に離すことが出来るのが最大の特徴です。
二つの材料双方の縦横方向に目地を作り、中心に楔(くさび)を打ち込んで緊結します。
機械加工が出来ないので熟練した職人さんによる手加工です。
コメント
コメントを投稿