地盤調査

施主のK様からのご依頼で、神奈川県の湘南地域西部に位置する丘陵地帯に免震戸建住宅を建てる事になりました。

一昨年からお打合せを重ね進めてきました。どのような家にするのか、あれやこれやモリモリなところから始まり、ご希望と条件を合わせ、取捨選択しながらどんどん素敵な家へと精査されていきます。

家の外郭についての方向性がある程度まとまってきた所で、免震住宅には不可欠な地盤調査を行います。このエリアは粘度が高かった為、掘削機で地下20m位まで掘りました。こんなに掘ったら何か良からぬものまで掘り起こしてしまうのでは無いかと嫌な想像をしてしまいます。もし遺跡などが出てきてしまったら、工事は即中止となってしまいます。

採掘した泥の地質調査を行い、地盤補強が必要な場合には、どのような補強工事が必要なのかを地盤改良を行う会社と構造建築士で国が決めた基準に合うように検討して決めていきます。この土地は粘土質だった為に地盤補強が必要となりました。施主様には事前にご説明していましたが、改めてお伝えすると残念そうにしておられました。高額な費用が発生するので当たり前です。地質はその土地土地で異なりますので、掘ってみなければわかりませんので、最初から予算に組み込んでおくことをお勧めしています。

数週間後に採掘した泥サンプル帳が送られてきました・・・子供の頃の泥んこ遊びを思い出しました。そんな悠長な話ではないのですが・・。













コメント